社長は全部持っていけない
工場を増やす社長を
シミュレーションしてわかった
本当の”総取り”の正体
「社長ってええよな、お金持ちで!」って思ったことない?今日はこの疑問を、工場を増やしていく社長のシミュレーションで検証してみるで。数字は仮定やけど、けっこう面白い結論になったわ。
・年収500万円の社員が100人働ける工場を経営
・工場の年間純利益:10億円(仮定)
・自社製品が売れまくるので新工場を借金100億円で建設
・借入金利:年2%(大企業の長期融資の一般的な水準)
・返済期間:15年の元利均等返済で試算
実際の企業経営には税金・減価償却・人件費の変動など、もっと複雑な要素が絡みます。今回は「仕組みの本質」を掴むための単純化した試算です。
まず、100億円借りて建てた工場が生む年間純利益10億円で、借金をどう返していくか計算してみたで。
毎年約2.22億円が会社に残る計算になるねん。15年ローンを完済したら、その後は純利益10億円がまるまる残るようになる。これが「借金してでも工場を増やす」動機やねん。
製品が売れに売れて、また100億円借りて2工場目を建設。新たに年収500万円の社員100人を雇用したとするで。
| 項目 | 1工場 | 2工場 |
|---|---|---|
| 純利益(合計) | 10億円 | 20億円 |
| 年間返済額(合計) | 7.78億円 | 15.57億円 |
| 手取り | 2.22億円 | 4.43億円 |
2工場になったら手取りが2倍になるんやったら、3工場、4工場……ってどんどん増やしたらええやん!
理論上はそうやねん!これが企業が成長し続けようとする理由。工場を増やすたびに手取りの絶対額は増えていく。「成長する」っていうのは、実はこの単純な掛け算を繰り返してるだけとも言えるねん。
ここで大事な話。今計算した「手取り」は会社に残るお金であって、社長個人の給料とは別モノやねん。
しかも社長には倒産リスク・連帯保証人としての個人保証など、社員にはない重い責任がのしかかる。
「社長ってええよな」って思ってたけど、会社が儲かった分をそのまま総取りできるわけやないってことがわかってん。じゃあ、会社に積み上がっていく手取り(利益)は最終的に誰のものになるんやろう?
株主
最後に残った利益を総取りできるのは株主だけ。
工場を増やすたびに会社に積み上がっていく「手取り」——これは配当として株主に還元されたり、会社の企業価値(株価)に反映されたりする。工場が1つから2つ、3つ、4つと増えていくにつれて、その恩恵をダイレクトに受け取るのは、給料が決まってる社員でも社長でもなく株主なんよね。
「社長ってお金持ちでええよな」って思ってたけど、正確には「会社を持ってる株主がお金持ち」やったんよね。じゃあ、庶民のパパたちが会社の成長の恩恵を受けるにはどうしたらええか——答えはシンプルで、株主になることやねん。
NISAで買ってる投資信託や個別株って、まさにこの「工場を増やし続けて成長していく会社」の株主になるってことやねん。100億円借りて工場を建てる決断も、社員を雇う判断も、パパらは何もせんでええ。ただ株を持ってるだけで、会社が成長した分の恩恵を受け取れるのが株主のポジションやねん。
- ▶100億円・年利2%・15年ローンの工場は、年間約2.22億円が会社に残る計算
- ▶工場を2つに増やすと手取りは単純計算で約4.43億円に。これが企業が成長し続ける理由
- ▶会社に積み上がる利益は社長の給料に直結しない。社長も一種の「雇われ労働者」
- ▶会社の本当のオーナーは株主。成長の恩恵を最終的に総取りできるのは株主だけ
- ▶NISAなどで株を持つことは、この「成長し続ける会社」の株主になるということ


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